アカネ楽団

2021年1月コロナ禍に発足。人の移動が制限される中「ここ」から発信する【日本の音】、数世紀を経て鍛え上げられ、世界中に伝播した【西洋音楽】、伝統の継承にとどまらない今の空気【現代性】を掛け合わせ、演奏会スタイルにとどまらない作品を発表している。

(撮影: 原田直樹)


2022年10月2日(日)
アカネ楽団 第四回公演

近年改めて注目を浴びている邦楽器と、日本を題材にしたオペラを掛け合わせ、19世紀末の悲恋について考証してゆく。

尺八の元永拓、箏の山野安珠美はともに世界で活躍する邦楽器演奏家であり、その柔軟さと堅実な演奏は大塚茜の世界観を表出させるにあたり不可欠なものである。また、ソプラノの工藤あかねは現代音楽の分野において日本の至宝と言える歌手であり、その的確な楽曲分析のセンスと技術力による名曲『ある晴れた日に』(「蝶々夫人」)を聴くことがこの公演のクライマックスとなるだろう。

アカネ楽団第四回公演
『舞姫と蝶々夫人 – 国際悲恋へのアンサー』

日時:
2022年10月2日(日)
14:30 開演 (14:00 開場)

出演:
工藤あかね(ソプラノ)
山野安珠美(箏)
元永 拓(尺八)
大塚 茜(ピアノ、歌)

会場: 新宿カールモール (新宿御苑駅 徒歩5分)
Google Map

料金: 4300円 (+1drink order)

予約・問い合わせ:  
akane.gakudan@gmail.com 
<メールにて、お名前と人数をお知らせください>


公演アーカイブ

旗揚げ公演
『四十路夢女の恋煩い』

旗揚げ公演を企画するも、なかなか創作に集中できない主宰・大塚茜。理由は2020年10月に公開された映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に登場するキャラクター、煉獄杏寿郎氏に恋をしてしまったからである。この事案についてのみしか真摯に取り組むことができないという判断のもと、彼への恋煩いについて検証・発展させてゆく作品となった。

アカネ楽団旗揚げ公演『四十路夢女の恋煩い』
2021年3月28日(日)
出演:大塚 茜(Pf., Vo.)、元永 拓(尺八)、山野安珠美(箏)、工藤あかね(Sop.)、龍 美帆(Dance)
美術:相澤万亀子
会場:公園通りクラシックス

撮影:MILLA


第二回公演『文化芸術至上主義』

旗揚げ公演を行った結果、煉獄杏寿郎氏への恋は神への崇拝へと昇華され、恋の対象は不死川実弥氏(同じく「鬼滅の刃」登場キャラクター)に移った。「風柱」という役職の不死川氏に惹かれたことにより、日常的に「風」を意識しながら生活をすることになる。参道を散歩中、風が紅葉を揺らすのを視た大塚茜が得た啓示とは……

アカネ楽団第二回公演『文化芸術至上主義』
2021年10月23日(土)
出演:大塚 茜(Acc., Vo.)、元永 拓(尺八)、山野安珠美(箏)、相澤万亀子(いけばな)
会場:Ozashiki3157

撮影:MILLA


第三回公演 in 札幌 

音の博覧会『もり・のおと』に招聘され、
『四十路夢女の恋煩い』を再演。

第三回公演 『四十路夢女の恋煩い』再演 
2022年4月6日
出演:大塚 茜(Pf., Vo.)、元永 拓(尺八)、山野安珠美(箏)、藤高理恵子(琵琶)
プロデュース・音響プランニング:梶野泰範
音響オペレーター:風上哲也
美術:藤戸康平/照明:高橋正和
演出:佐々木賢/舞台監督:渡部淳一
会場:札幌芸術の森アートホール アリーナ

撮影:原田直樹


アカネ楽団制作、第一弾MV
『アマビエキタリテ』

アカネ楽団制作、第二弾MV
『コロナ、ヤダナ』

Produce, Compose, Voices, Programing:大塚 茜 Akane Otsuka
箏 Koto:山野安珠美 Azumi Yamano
尺八 Shakuhachi:元永 拓 Hiromu Motonaga
三味線・歌 Shamisen, Vocal:翠芳 Suiho
Soprano:工藤あかね Akane Kudo
Dance:龍 美帆 Miho Ryu
いけばな Ikebana:相澤万亀子 Makiko Aizawa
Adviser:加藤由紀子 Yukio Kato
Video:新保瑛加 Eika Shinbo