雨、
外で使った傘を干し、
洗濯物もお部屋の中で干してる、
それが私好みの絵のようで、心安らいだ。
「グランドピアノと共に生きよう」
と心に決め、春に引っ越しをしました。
そして、我が家を私が一番くつろげる場所にするぞ、と誓ったのです。
それまで私が一番くつろげる場所と思っていたのは……
地方へ仕事で行った時に泊まるホテル。
気にいらない物、不要な物が何一つない空間……
この春まで”汚部屋”と表現するような部屋に住んでいました。
子供の頃からずっと……!
「なんで片付け出来ないんだろ、情けない(120分くらい号泣)」
「(号泣後)まあいいや」
……と、自己嫌悪により体力気力が消耗するので、
要因を深く探るところまで至るのは難しいことでした。
ピアノと暮らすし、
ついでに我が家をホテルのように!する!
気にいらない物、不要な物、捨てる!
捨てる!
捨てる!
捨てるぞ!
物、一つ一つについて要か不要かの決断を下すことは、
誰に依るのでもなく、
自分で判断して良いのだ、ということを信じるための挑戦でした。
そこには恐怖がありました。
音楽において、決断することは怖くない。
音楽が美しく存在するため、私は決断する。
ひるがえって、
私が健やかに存在するために決断する、
それは、恐怖でした。
みすぼらしく醜い私を救ってくれる、尊く美しい「音楽」というものに等しく、
私自身も尊く美しいのだと、
認めるという行為は恐ろしいものでした。
何故か?
自分自身が尊く美しいと認めることに、
不慣れだったから……と思います。
勇気を振り絞り、何度も何度も休憩しながら、
何ヶ月もかけ、
自分の住まいを自分の為に居心地よく整える、ということを、
少しずつ、少しずつ……進めました。
もしかして、もう出来たかなー、
と思って暮らしてるけど、
ただ傘干して、部屋干ししてるのが、
美しく感じたから、出来たのかな。
とうとう、
私は尊く美しいのだと、認めます。
🌟🌟🌟🌟🌟
住まいを整える、に当たって、
こんまり先生(近藤麻理恵さん)のご本には大変助けられました。
聖書のように……
何度も何度も、
私に混乱が起きる度に読み返しました。
こんまり先生、ありがとう……。
まだまだ!もっとだ!!と、
号泣ではなく、ときめきと共に🌟
思っています🌟🌟🌟🌟🌟